目的は焚き火！、ビーチコーミング！、カヤックフィッシング！もぐら探し！、寒中水泳・・・、天体観測！
手段はキャンプ！

仕事を終えて家に帰る
「かぁちゃんビール頂戴！」
いつもなら出てくると同時に、カチカチッ！
味噌汁を温める音が聴こえてくるのだが今日は違う

何行ってるの？今夜からキャンプって言ってたでしょ

「え？明日からじゃないの？」
昨日酔って子供にもそう言ったらしい・・・

今にも泣きそうな顔をして僕を見つめる娘

「あぁ、そうだった 今すぐ車取ってくる」

ビール呑んでプラモデル作ろうと思ってたのに、今からキャンプ、そして100キロ走るのかよ・・・

白い息を吐きながら駐車場に行き、焚き火臭いハイエースに火を入れる

するとカバン１つぶら下げたかぁちゃん、娘、バブルス

身軽だなｗ

約4人でキャンプ地を目指す
今回は和田長浜、三戸浜はカヤックフィッシング禁止だが和田長浜ならどうなのかな？
取り敢えず行ってみよう、現地の看板を見れば分かる

ガラガラの首都高を順調に焚き火臭いハイエースを走らせ、あっと言う間に現着

しかし真っ暗・・・
波の音は聞こえるが、目の前が本当に海なのかさっぱり分からない

そもそも誰も居ないこの巨大な駐車場
何処にどの様な向きで止めれば良いのかすら分からない
ぷぅは暗い所が怖いのかかぁちゃんの膝で丸まって震えている
饅頭にしか見えない

取り敢えず駐車場と砂浜の境の杭に、去年の夏から洗っていない汚いハイエースで近付き、海を照らし様子を見に降りる

海は確かにあるが、この浜の全貌が暗くてさっぱり分からない

相談して隣の三戸浜に行く事にした


「娘も寝てるし僕が設営してくるよ車でテレビでも見て待ってて」
当たり前だろみたいな顔をしているかぁちゃんにそう言って、先ずは焚き火だ！

石を拾ってカマドを組む。。。
寒くてやってられねえな・・・
時計を見ると、丁度22時を回った所

今頃プラモ作り終わって良い夢見てるはずなのに
なんなんだこの修行は、試されている様な気分だぜ・・・
ファイヤー！！！

あったけえｗｗｗ

ん？何処の子だ！


娘が車から飛び出してくる

そしてぷぅが走り去って行き、間髪入れずに焚き火の前をかぁちゃんが走り去って行く

なんだったんだ今のは
そんな事より暖まろう


あったかいなｗｗｗ

遠くで怒鳴り声の様な声がたまに聞こえてくる様だが、ここは野営地、妥協は必要だ仕方あるまい

僕は娘と2人で焚き火を囲み、父子キャンプを楽しんだ

直火は子供に焚き火を教えるのには最適

焚き火台に薪を置くより、その辺に落ちてる木を放り込んでいく

楽しいに決まってる(笑)

長さや大きさも関係ない
端から燃やしていっても良いし、真ん中を燃やして折り畳んでいっても良い
自由だ

顔が火照りのぼせてくる
あったけえ・・・

さて、設営して、焚き火パーティーだ！！

10分かからず寝る準備完了！
ファルは外見は冴えないが優秀だと思う
約4人寝れるテントで重さが2キロちょい、ポールを2本さしたらインナーまで自立

もうやめられないです(笑)

この後散歩から帰って来たかぁちゃん達と合流し、日付が変わる頃まで笑い、語った

空は満天の星空、静かな波の音、ウィスキーを呑みながら僕はしみじみ思った

最初はディズニーシーに行く予定だった
それが幼稚園生の娘の意見でまたもや無人の浜で焚き火
さっきのぷぅとかぁちゃんの散歩を見ていても楽しそう

みんなおかしくなってしまったのかな

帰るまで自由時間
考えても仕方ない、感じるんだ
思いっきり遊ぼう

続く