3/18 AM7:30
3塁側からの坂系の賑やかな曲で起こされる

またかよ・・・

外見は至って普通。寧ろ固いお役所仕事の偉い人の様な厳格さと気品を漂わせ、僕の様なモノには近寄りがたい雰囲気を醸し出している。そんな叔父様達が前回と同じなのか分からないが、4人。うち夢遊ジジイ1人は確定だ

AKB48のナンバーになると全員歌い、ハモりだす

みんなで完璧な振り付けまでしてるのも昨夜確認した
本人達は知らないだろうが、テントの外から影で見えていた
腹筋崩壊したぜ・・・

この叔父様達はドルオタの集団で、毎週のように三戸浜ミーティングをしてるプロ集団である事が分かった

寝ても覚めてもずーっと結構な音量、しかもリピート再生してるのだ

取り敢えずまだみんな寝てるし、ジジイ達のお宝CDを朝から聞かせられるのも気分悪い

何が・・・握手しにきてね♡だよふざけんなｗｗw
ケツ触らせろや

身支度済ませて出艇

ソレイユの丘に行こうかなと思ったが、城ヶ島方面に行く事にした

先ずは地元用語の軍艦島の岸寄りルートでエビカの浜へ

そして更に奥に行くとようやく生命感のある海に出会えた




ここでシラスの大群に出会う

藻場でもあり、ここはお勧めポイントだ
エギングするならココだな

というか、陸っぱり諸君には残念だが防波堤の内側に魚はまだ戻って無いと思うｗ
外だ外、300メーター先に投げた方が良い

海が荒れたら湾に魚が逃げてくるとか神話だったんだな

この湾奥の倖田來未の別荘目指すか、油壷方面かで悩んでると、朝飯だから今すぐ帰って来いと娘から電話

そうだった、これはファミキャンなのだ
ログを取りつつベースキャンプに戻る


朝飯に続く


お恥ずかしながら我が家の朝食の風景です。
まぁ何時もはもうちょっと生活感あるのですが、ブログ用に見栄え良くしてみましたｗ

うっかりシャッターを切ると丸まった靴下とか、昨日着てた物とか脱ぎ捨ててありますからね。
その上に地面には起きたくないカメラとかバックとか乗せてあったりする。


食後にビーチコーミング


今回はシーグラスに照準を絞った
メルカリで売れるらしい(笑

2泊3日でシーグラス拾ったけど、かなりの量が取れたなｗ
売るのはダメらしいですが。


そんな中、感じの良い年配のカヤッカーと出会った。話を聞くと城ヶ島まで行って折り返し、今日は新しいパドルでロールの練習をしにきたらしい。
寒中水泳みたいなものだな

30分位話し込み、今度一緒にカヤックツーリングに行こうと誘われた！
目的地はココ

三原山？がある大島

そうか、これがシーカヤックなのか。
ぱっと見40キロ位ありそうなのだが・・・

荒れてようが何しようが、沈しても沈してもロールで起き上がり、浮いてさえいれば何とかなる。
でもでも、シャークアタックとか怖すぎて必死に話題を晒したｗ
「しょっちゅう来てるんで、また声かけさて頂きますね(ニコ)」
「宜しくお願いします！そして有難う御座いました」

前回のキャンプではサラリーマン転覆隊公認のカヤッククラブの方に、沖縄に連れて行かれそうになったが、三戸浜カヤッククオリティーの高さが伺える

命は掛けられない。僕がやって居るのはファミリーカヤックなのだ(汗

この人達は水中眼鏡を付けて漕いでたりする

さて、テントに戻るか・・・
娘とベースキャンプに戻ると裏手の駐車場に見慣れないテントが建っていた

お爺さんとお婆さんとお婆さん、あと50代の方かな？4人が仮設トイレみたいなテントを建てて、記念撮影をしていた

何をするのかなと思ったら、次次と水着で出てくる
この時期の水着はお婆さんのであっても有難い、異論は認めない。

その次にウエットスーツを着だし、水泳帽を被り水中眼鏡・・・

僕のテントの横で1人のお婆さんが立ち止まり、カヤックするの？

「始めたばっかりですが」

今の時期良いよね！ここはね・・・
なんだかんだと30分位話す

この人達はカヤックどうこうではない。泳いで隣の浜まで行くらしい
アシヒレとかは勿論ない、全員クロールだ
往復6キロは・・あるぞぃ


かなり上空から撮影

因みにここが三戸浜で、この方達はソレイユの方まで行っている

長浜



名刺交換へと続く

どうやら50代の方が横須賀在住で、この近くのナハロバ本田スクールの主人とマブ達の様な方らしい。
この本田とは侍ジャパンの本田。その叔父にあたり、本人もカヌー競技の日本代表であったみたい。

他のお爺さんとお婆さんとお婆さんは都内の方、品川から来たらしい
きっとセレブなのだな。
下着みたいな格好でその辺走り回ってた下町育ちの僕とは明らかに違う「気品」の様なものが感じられた。

お婆さん60半ば、若しくは後半の方がノリノリでストレッチ、50代の方はウエットスーツの背中を閉め忘れ

「うおー！」全力疾走で砂浜を駆け抜けて水温10度位の相模湾にダイブ(汗

お爺さんはゆっくりと力強く一歩一歩と海に歩を進め、さっきの方同様海に飛び込まないか(背中オープン)ドキドキしていたが、明らかに70オーバーの婆さんと談笑してる僕らを見つけUターン

3人で世間話しを含めて色々と語った序でに背中のチャックを指摘した

「こんなものは飾りだ、ワシが若かった頃はな」

ストーリー(武勇伝)を存分に聞かせて貰ったが、一つだけ同意した

低体温症で意識が無くなる間際

人間は本能で行動をし、覚醒状態となる。
これは人様々で、僕の場合は逆の沖目掛けて泳ぎだしたらしい
この方も同じだった

結果、仲間に助けられたが感謝の気持ちしか無い

溺れている時も同じ、最後は理性がなくなり要救助者には簡単に近寄るなと言われる由縁だろう