sea kayak 幕張②冬沈

ちょうちん

2017年11月28日 20:42

いよいよ海でカヤック!

風も無く海も穏やか、風は冷たいが陽射しは強く少し汗ばむ陽気でした

緊張したが、難なく砂浜から出廷

初めてのシーカヤック、超楽しい(笑)
稲毛海岸は遠浅で、防波堤に囲まれてるので波やうねりも少なく初心者向け。

1時間ほど近場で遊んでると、慣れてきてどんどん沖に出て行ってしまう


この防波堤から外に出ると、うねりが高く、風もそこそこ吹いていて危険を感じるレベル

正面からコーミングカバーに波を被り、マズイと思って引き返すもカヤックが風で煽られたり波に押されたりで今度は真っ直ぐに進まない

ラダーを下ろして片側を全力でパドリングして何とか湾の中に戻る

そしてまた出て行く(笑)

4時間くらい遊んだのかな?
湾の中もうねりが強くなって来たし、風も体感で風速5メーター以上に感じられたので、かぁちゃん達に戻ろうと声をかけるもキャアキャア言って遊んでる

よくラダー無しのアルピナ2 でここまでやるな・・・
強風下でも艇をコントロール出来るとなるとあの船の安定感は強い武器になるのだろう
この状況で操る事が出来るなら最早突撃艇だな

水面から見えなくなるほど浮き沈みして、たまに頭から波を被ってるのに笑ってる

とんでもねえ、僕は引き返そう

「早めにきりあげろよ〜」

岸を目指すもカヤックが振られて真っ直ぐに進まない
またもやラダーを下ろす。

浮いてる分には何ともないのだが、上陸する事を忘れてた

波がこんなにザッパンザッパンしてるのにどうやって上陸するんだよ・・・

風も強く、体感温度も恐らく一桁
降りちんだけは勘弁
だが僕専用のアルピナ1 だけは無駄な傷もつけたくない

この心のブレからか肩の力も入り過ぎ、少し沖目であっさり沈してしまう

早めにスプレースカートを外し、何故か同時にシーソック迄も外す

イメージ的にはこうだ

足をコクピットから出して跨がり、お尻をフレームから浮かせ、M時開脚の様な感じで接岸し、跳び箱の要領で飛び降りる

が、お尻を浮かすと同時に追い波でクルンと横向き

第2波で横波食らって沈・・・

すぐさまロール開始するも海底に頭を擦り、パドル も触れない状況なので沈脱

するとかなりスリムで膝下で縛ってあるウエット素材の長靴の中に浸水、服装はジャージみたいなもん

初期動作が波の抵抗で全く取れない

立ち上がれたのが恐らく10秒後、体力や機動力には自信があるが、イメージがまるで違った・・・

僕がその時乗っていたのはクローズタイプのカヤック

これが浸水すると超厄介、水が抜けず本当に重い

以前、本栖湖でオープンタイプのカヤックで練習した時とはまるで違っていた

この時はひっくり返ってるカヤックをライフジャケットの浮力を利用して、一気に投げる様に回転させた
結果、中に水は殆ど無かった

違う、違うぞ・・・
舐めてた

どうせ沈するならこんな浅瀬じゃなくて水深があるところでしたかった
敗北感しか残らない、クッソぉ〜

でもこれで良かった

満身創痍でマンネリ化だったのがまた刺激が出来た
またもや挑戦者だ、これで良い

ガッカリしながら重いカヤックを引きずって上陸すると、肩を寄せ合い海を見つめ囁き合っているカップル、ビーチバレーを楽しむギャルたち、水際で貝を拾ったり砂の山を作って遊んでる可愛い子供達

しかしこっちはそれどころじゃねえ、寒くて死にそうだ

着ているものを全てその場で脱ぎ捨て乾布摩擦開始

乾いてる物ってスーパーのレジ袋に入ってた手拭いだけかよ・・・

手を休めると低体温症になりそうなので、高速乾布摩擦
ゴシゴシコシコシコシコ

擦ってる部分は確かに暖かくなるがやはり底冷えする
背中や表を擦るが、身体を動かし少しアップが出来た時点で気付く

フルチンだぞ・・・
ラジエターの部分が丸出しではないか

手拭いを泣く泣くフンドシの様に縦にぐるっと巻き、スーパーのレジ袋でパンツを作ってみる
手拭いだけでは自立△だからだ

底の部分に足が入れられるだけの穴をレスキューナイフで2つ開けレジ袋を履いてみる

パンパースみたいだなw
こんな時の為にもライフジャケットにはすかさず取れる所にナイフはセットしたい


少しお腹の部分にレジ袋の更なる余裕がありそうだったので、持ち上げてみる

持ち手の部分がもしかして肩に入るんじゃないのかこれ・・・

少しレスリング感があるが僕はレジ袋に入る事が出来た

続く

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