6月2日金曜日出発、朝9時前に海ほたるで休憩
風が強く、電光掲示版で風速11メーター。
80キロで走るも車が真っ直ぐ走らない。
左車線に逃げると60キロ走行を余儀なくされるので、追い越し車線をひたすら走る
たまに分離帯ギリギリまで吹き飛ばされるも何とかアクアラインを抜ける。
この後は通常に戻るのが普通だが、ますます風は酷くなる
そのまま快調に進むも、高速が一車線になった瞬間に今度は流れが60キロ位になる
これが永遠と続く・・・
2車線になった瞬間に20台抜きを試みるが、アクセル全開にした瞬間に風に煽られまたもや分離帯をかすめる
ちびりながら慌てて走行車線に震えながら戻る
やっと目的地近くに来て車から降りて海岸を眺めると
目の中に砂が入ってろくに見えず、強風のため耳も聞こえない
口の中も砂だらけになって、その後40キロでも市街地で車が煽られる風の強さだ
目的地、お台場海浜庭園キャンプ場に到着
海ほたるよりも絶望的な風が吹いていた
受付を済まし、場内に入ってサイトを決める
止まっているはずの車も揺れる強風だ・・・
そして誰も居ない。
かぁちゃんどうするんだ、大声じゃないと会話もままらない状況だぞ
「来たからには帰れない」
みーちゃんどうする、正月よりも凄い風だぞ、テントぺったんこになっちゃうぞ
「大丈夫だよ」
車を風上におき、テントを設営準備開始する。
風下にあるはずのイスが吹き飛んでいく
風の強さを確認するべく手のひらを車の陰からそーっと出すと、物凄い強風だ・・・
モミモミして見るとまるでそこにおっぱいがあるかの様な感触だ
冗談じゃ無いぞ、どう見ても風速10メーターとかのレベルじゃ無い、だがかぁちゃんは車からキャンプ道具を降ろすと言うか引きずり出してる。
仕方無くテントを広げて見るが、その時点でどっかに吹き飛ばされそうだ
その状態で風上にテントをペグダウンをし、強引にフレームを入れて行く
そして、立ち上げた瞬間に強風に煽られ、1度目のテント倒壊
屋根の部分のフレームがおかしくなり、接続部分が根元まで刺さらなくなる。
2度目で成功するも、風上のガイロープのペグが抜けて、ちょうちんをかすめてテントに突き刺さる
この後3度目の倒壊でテントもかなり歪んできた
だが、かぁちゃんも我が子も笑顔だ・・・
もうきっと普通のキャンプでは満足出来ない所まで来たのかも知れない
僕はこの時スノーピークの限界を感じた。
何故か頭に浮かんだテントはヒルバーグのブラックレーベルシリーズだった
そして何とか設営成功
ガイロープを全て貼り終わっても微妙に変形して、たまに小刻みにテントがバウンドしてる
ガイロープを10本追加して、全てダブルペグ、鍛造ペグ40を約30本
30を約30本、50を6本だ
残りは30が8本
続く